炭水化物
炭水化物は、脂質・タンパク質とともに体内でエネルギーとなる、大切な栄養素です。食物繊維と糖質に分けられ、ヒトがエネルギーとして利用できるのは糖質です。
糖質は、脂質・タンパク質に比べ消化吸収が早く、体力が非常に落ちている時や、激しい運動時には比較的に摂取したい栄養素です。
私たちが普段良く食べるものでは、米・小麦粉・砂糖などに多く含まれます。現代では、糖尿病や低血糖症など血糖調節異常に悩む人たちが増えています。その原因の一つとして、体内への吸収が早い、精製された穀物(白米や白い小麦粉)や 砂糖の普及が挙げられます。昔は、人は玄米・全粒粉の小麦粉などを食べ、甘いものは天然のはちみつや果物が主流でした。人類の歴史では、その大部分が飢餓に苦しめられており、人体は、低い血糖値を上げる働きはたくさんありますが、高くなった血糖値を下げるのはインスリンというホルモンしかありません。
白米や白い小麦粉・砂糖などは、血糖値を特に速やかに上昇させる為、人本来の血糖調節能力に異常をきたしやすいのです。
糖質の吸収を緩やかにさせるものは、脂質やたんぱく質や食物繊維です。これらはおかずに多く含まれるものです。
血糖調節異常を防ぐ為には、定食スタイルの食事を摂る事、主食を玄米や全粒粉にする事、砂糖を極力摂らない事などが重要です。
働き
- 体内ですばやくエネルギーに変わる
- すばやく血糖値を上げる(すばやく上げ過ぎて、逆に低血糖や、血糖値の乱高下を引き起こす事もある)
炭水化物を多く含む食品
米、パンやうどん、いも、菓子など
糖質代謝の不調でおきやすい症状
頭痛や眠気、倦怠感 、背部痛・筋肉痛 、激しい空腹感、腹痛、めまい、吐き気、光が眩しい、音に敏感になる、皮膚のかゆみ、精神不安定、幻聴、幻覚 など
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