
頭痛、肩こりがひどいのです。揉んでもらっていますが、その時は良いのですが、またすぐに元に戻ってしまいます。
- 首の骨格が 頭痛、肩こりの原因と言われることがありますよね。
また最近、頭痛外来なるものが増えてきています。頭痛は、筋緊張性の頭痛、要するに筋肉の由来の頭痛であったり、血管性の頭痛であったり、あるいは片頭痛(偏頭痛)であったりと、いろいろな診断がつけられるものがあります。
頭痛って、そんなにいろいろあるのですか?
- いろいろな診断名が付けられても、頚椎の並び方が原因であると言われても、最終的には多くのお薬を処方されるような治療になっていませんか?
- 先日も、頭痛外来に行ったら初診時から5種類のお薬をもらってきた患者様がいらっしゃいましたね。
- その内容は、筋肉を和らげるお薬、いわゆる頭痛薬(鎮痛剤)、痙攣を抑えるお薬、抗不安薬、胃薬。と、以上で5種類でした。
このように、筋緊張性頭痛や片頭痛(偏頭痛)の混合型とか、いろいろに診断されるのですが、非常に多くのお薬を投与されることになってしまいます。
ところが、頭痛にも栄養の問題が深く関係しているところが多くあり、しっかりした血液検査を行い評価する必要があります。
まず一番考えられるのは、鉄の欠乏です。
- 女性の頑固な頭痛に鉄欠乏が関係することは非常に多いケースですね。
- そして、男性女性ともあるのが、糖質の代謝異常です。
私たちの体では、血糖値を調節するためには非常に多種のホルモンが出てくるわけですが、そのホルモンの多くが筋肉を緊張させたり、血流を悪くさせたりする作用を持つために、激しい頭痛を訴えるということがよくあります。
- ぜひ安易にお薬だけの治療にならないように注意してほしいですね。
肩こりの場合はどうなんでしょう?
- これも多くの方が悩まれている症状ですが、通常は整形外科や接骨院などに行って対応することが多く見られるようです。
整形外科に行った場合には、首のレントゲンを撮って、首の角度から肩こりの原因を探ることがあります。
また、意外に見落としがちなのが、血圧が上がっている時に肩こりを感じるということです。肩こりで受診した方の血圧を測ると、驚くほど上昇していることがありますので、内科的に血圧の上昇がないか、あるいは首の角度に大きな問題がないか、その辺はきちんと評価する必要があるでしょう。
さて、そこで問題になるのは、首にも大きな問題がない、血圧もあがっていない、それなのに頑固な肩こりがある、そういうことがよく見られます。
- ここでも、女性の肩こりの場合には、鉄の欠乏を正しく評価するということがまず大切になります。貧血と同様に、赤血球数やヘモグロビンやヘマトクリットが下がっていなくても、組織に含まれている鉄は非常に減ってきます。こういった場合には、筋肉はこわばりやすくなり、とても肩こりを生じやすくなります。
- そしてもうひとつ、肩こりの原因には、筋肉中の乳酸という物質の代謝がうまくいかないということがあります。
この乳酸というものは、私たちの体の中で活動した結果に出てくるいわゆる代謝産物ですが、それがうまく除去できないと、筋肉はこわばり・肩こりを感じます。全身に乳酸がたまれば、強い疲労感を覚えるようになります。
このような場合には、ビタミンB群の不足を伴っていることがとても多いので、詳しい血液検査を行って、ビタミンB群の過不足を正しく評価し、その結果から得られた情報で正しく栄養素を補給することがその対応になっていきます。
- このように、通常湿布あるいは場合によっては鎮痛剤などといった形で対応する肩こりですが、見方を変えるといろいろな原因が見えてくることが多いものです。
- 症状は同じでも、原因は一人一人様々です。 頭痛、肩こりは栄養状態の乱れのサインである場合がほとんどです。
処方薬や市販の頭痛薬がいつも必要な方も、詳細な血液検査や糖負荷検査を行い原因を探り、アプローチをしていくことによって、頭痛、肩こりを改善されています。