T.Kさん 29歳 女性
めまい、メニエール病について
めまいの多くは原因不明です。内耳性など耳が原因と言われることもあります。しかし原因不明や耳が原因といわれるめまいの多くに、潜在性鉄欠乏症が合併していることが多くあります。めまいを訴えられる患者さまで、フェリチン(貯蔵鉄)が低下している潜在性鉄欠乏症が確認された場合には、栄養療法によるアプローチで多くのケースで改善します。
それでは、いくつかの大病院と以前私が勤務していた大学病院にてメニエール症候群の診断を受け、当クリニックの栄養療法で改善した方のレポートをご参考ください。
ご本人さまの了承を得ていますので、そのFAXから紹介させていただきます。
2002.10.17に届いたファックス
| 病気の発症時期行った病院 | その時言われた病名 |
|---|---|
| 横浜〇〇病院 | 良性発作性頭位めまい症 |
| 〇〇労災病院 | メニエール病 |
| 〇〇大学医学部病院 | メニエール病 |
| 現在の病院 |
〇〇大学医学部 耳鼻科 麻酔科 平成14年9月18日~10月3日 入院 |
|---|---|
| 入院中の治療 | ステロイド剤、プロスタグランジンの点滴、 星状神経節ブロック10回 |
| 内服薬 | イソバイド、セファドール、メチコバールソラナックス、ザンタック、アルサルミン |
このファックスから、大きな病院を幾つも受診しても激しいめまいは治らず、最終的に大学病院に入院して2つの科で集中的に治療されていたことがわかります。しかも入院中の治療は場合によっては重篤な副作用が考えられる薬を連日点滴されていたのです。当院を受診されたときもめまいは続き、日常生活に大きな支障がありました。
初診時に血液検査を行ったところ、鉄分・亜鉛・アミノ酸・ビタミンBの欠乏がありました。神奈川県でも有数の大病院や大学病院でもこれらの栄養障害は分からなかったようです。この方へは薬を使わず、天然の材料から作られたサプリメントを処方してアプローチしました。サプリメント服用後1週間よりめまいは急速に改善し、約1ヵ月後には病院から処方されたくすりは全て必要なくなりました。
また、この方の場合は後日談があります。入院していたのは私が開業する前に勤務していた病院で、麻酔科の担当医は私のよく知っている後輩だったのです。そのため後輩の医師にめまいの原因と治療を直接説明することができ、この治療法を大学病院の医師へ伝える事ができた貴重な経験になりました。






